こんにちは、蝉ぷろです。
基本情報技術者は学生時代に取得しました。
現在、安全確保支援士試験にむけて勉強中です。
基本情報技術者とは
国家資格。情報処理技術者試験の一区分です。
情報処理推進機構によると『高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者』とされています。
2019年10月度試験では受験者数66870人のうち合格者19069人で合格率28.5%です。
受験者の割合は、社会人40.8%、学生28.2%、無職・その他無記入31%です。
ひとことでいうと『そこそこ受かる国家試験』です。
基本情報技術者の取得は意味ない?
人によりますが、意味はあります。取得することのメリットとデメリットは次のとおり。
- メリット1. ITの知識が広がる
- メリット2. 就職・転職に有利
- メリット3. 手当や報奨金がもらえる
- デメリット1. 勉強時間をとられる
- デメリット2. 基本情報技術者が必須の仕事はない
- デメリット3. もっと上のレベルの資格がある
メリット1. ITの知識が広がる
情報処理推進機構のシラバスより、試験範囲は以下のとおり。
- 基礎理論
- アルゴリズムとプログラミング
- コンピュータ構成要素
- システム構成要素
- ヒューマンインターフェース
- マルチメディア
- ソフトウェア
- ハードウェア
- データベース
- ネットワーク
- セキュリティ
- システム開発技術
- ソフトウェア開発管理技術
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム監査
- システム戦略
- システム企画
- 経営戦略マネジメント
- 技術戦略マネジメント
- ビジネスインダストリ
- 企業活動
- 法務
基本情報技術者の勉強をすることで上記の知識が効率的に身につけられます。
おそらく業務ですべてをこなしている方はいないです。ただIT業界で一生働いていくにはどれも必須の知識です。
メリット2. 就職・転職に有利
ITに関し最低限の知識は備えていることの証明になるため若干ですが有利に働きます。私が新卒の採用試験の時は、面接官に何回か触れられました。
学歴でアピールできない方は、持っているだけで意欲のある人間だということのアピールになります。資格欄に自動車の免許以外のことも書けるのは心強いですよ。
メリット3. 手当や報奨金がもらえる
ベンチャーより上場企業に傾向が強いですが、毎月の給料に1万円くらいの手当がついたり10万円の報奨金がもらえたりします。
近年IT技術はどの分野でも求められているため、IT業界ではない企業でも手当や報奨金が出るところもあります。(私の勤めていた会社はそうでした。)
デメリット1. 勉強時間がかかる
情報系の知識があるなら50~100時間、知識が全くない状態からのスタートならば100~200時間はかかります。
深堀りはされないですが、かなり幅広い出題範囲なのでエンジニアとして働いていても勉強が必要な部分が多いです。いかにベテランのエンジニアでも全く勉強しないで合格するのは難しいです。
デメリット2. 基本情報技術者が必須の仕事はない
国家資格の中には医者や弁護士や建築士のように特定の資格がないと働けない、というものが多々あります。
しかしIT系の資格のすべてに言えることですが、仕事内容に資格が求められるはありません。なので基本情報技術者を持っているから、一生食べていけるというものではありません。
デメリット3. もっと上のレベルがある
この資格は情報処理技術者試験の中では簡単な部類にあたります。さらに1つ上の応用情報技術者、さらに上の高度な情報処理技術者(ネットワークスペシャリスト、ITストラテジスト等)試験があります。
20代くらいまでならそれなりにアピールにはなりますが、30代くらいですともっと上のレベルを取っているのが妥当かなという感じです。
IT業界で一生食べていくなら必須
取得するメリットは、十分にあります。今回説明したデメリットと合わせて、自分には必要か判断していただければと思います。
IT業界で一生食べていくなら必須です。さらにその上のレベルも取得していくことが望まれます。
ITというとゴリゴリとプログラムを書くだけのイメージですが、こういう勉強もたいせつです。
IT系の仕事は技術があれば比較的転職がかんたんです。資格を取得することでさらに自分の市場での価値がたかまり、ステップアップへの道がひろがります。
『技術力』という形で自分の市場価値を高めたいにはこちらの記事をオススメします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
コメント