米澤穂信さんの絶対おすすめ5冊を紹介【日常ミステリー】

こんにちは、蝉ぷろです。年間すくなくとも50冊は本を読んでいます。

今回は米澤穂信さんのおすすめ5冊を紹介致します。

米澤穂信さんについて

1978年、岐阜県生まれ。金沢大学文学部卒。2001年「氷菓」にて第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞をとりデビュー。「折れた竜骨」が第64回日本推理作家協会賞、「満願」が第27回山本周五郎賞受賞している。アニメ化・漫画化・映画化された作品も多数。ライトノベル×ミステリーでデビューしたこともあり、青春ミステリー系の作品が多いが、重いミステリや人間ドラマ傾向の作品も面白い。

スポンサーリンク

米澤穂信さんのおすすめ5冊

たくさんありますが、厳選しました。

古典部シリーズ

古典部シリーズ1作目の「氷菓」が米澤穂信さんのデビュー作です。古典部に所属する「何事にも興味のない」折木奉太郎が「清楚な見た目と裏腹に好奇心旺盛」な千反田えるや他の古典部メンバーとともに身近な謎を解決していく青春ミステリーです。

2012年にアニメも放送された、人気作です。現在6作まで発売しています。ライトノベルですので、読みやすいしテンポもよいです。伏線も綺麗に回収されます。

登場人物一人一人が個性的で、会話の掛け合いが面白いです。学生時代に戻りたくなる作品。

小市民シリーズ

目立たず平穏に暮らす「小市民」を目指す高校生の小鳩常悟郎とヒロインの小佐内ゆきが、日常の謎に巻き込まれていく青春ミステリーです。

シリーズ現在4作発売しています。「人が死なないミステリー」です。米澤さんの中でもっともゆる~い作品。それでも物足りなさを感じない面白さです。

二人の微妙な関係性と、全然明かされない過去にも引きこまれていきます。

満願

数々のミステリー賞を総なめした、6話から成るミステリー短編集です。各話ごと主人公は性別年齢など全く違い、別々の事件についてのお話ですが…。

ホラーではないですが、人間のドロドロした後味の悪い恐怖のミステリーです。怖いのですが、気になるし読みやすいのであっという間に読めてしまいます。

古典部シリーズや小市民シリーズから米澤さんを読んだ人はビックリすると思います。

インシテミル

時給11万2000円という募集で集められた12人の男女が、一定のルールに従って殺し合うクローズドサークル作品です。

人を一人殺したら追加で報酬バレたら減額、犯人を見破ったら報酬、それぞれの部屋に異なる凶器が用意されています。

限られた条件の中での心理戦は面白いです。人狼ゲームとか好きな人は絶対ハマると思います。

儚い羊たちの祝宴

5話構成の短編集です。各話独立してはいますが、夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」が関係している話です。

どの話もお嬢様らしく優雅な語りで進んでいきますが、次第に狂気ぷりが現れてきて静かにゾッとする結末になっています。

最終話の「儚い羊たちの祝宴」は衝撃の一言です。ブラックユーモア溢れる作品が読みたければこれです。

米澤穂信さんのおすすめ5冊を紹介致しました。

まとめると以下のとおりでした。

  • 古典部シリーズ
  • 小市民シリーズ
  • 満願
  • インシテミル
  • 儚い羊たちの祝宴

5冊ではなく5作品でしたね…。
米澤さんのすごい所は「人が死ぬミステリー」、「人が死なないミステリー」どちらも面白く書ける所です。

『古典部シリーズ』や『小市民シリーズ』のような「日常の謎」を扱う作品から入った人は『満願』や『儚い羊たちの祝宴』のブラックユーモア溢れる作品を読んで、同じ作者か疑うでしょうし、その逆もまたしかりだと思います。

どの作品も読みやすいので、まだ読んだことがないことは一度試してみてはいかがでしょうか?

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました