恐怖の作家エドワード・ゴーリーのおすすめの5冊【大人向け絵本】

こんにちは、蝉ぷろです。

絵本大好きです。
気軽に読めるので年間50冊くらいは読んでます。

絵本って子どもだけが読むものだと思っていませんか?

世の中には大人向けの絵本が思いのほかたくさん存在します。
今回は、その中でも特に異色の絵本作家エドワードゴーリー本を紹介致します。

✔エドワードゴーリーとは

アメリカの絵本作家。1925年2月22日生まれ。
残酷的であったり不条理であったりと意味不明だったり謎の恐怖を与えるような世界観が特徴。

基本的に白黒で細い線をたくさん書き込んだイラスト。
韻を踏みまくった文章。

大人向けというか、子供に読ませてはいけないような内容ものが多いです。

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オススメの5作品

ネタバレが嫌な方は、見たくない方はタイトルだけでもチェックしていってください。

1.ギャシュリークラムのちびっ子たち または遠出のあとで

ゴーリーの代表作です。
よくあるアルファベットブックの形式。

1ページに1文字でAからZまで、計26ページの本です。
通常のこの手の本は何かしらの教訓を与えるような意図の内容ですが、この本は違います。

AからZまでの名前の子供達がそれぞれ26種類の亡くなり方をしていきます。

まさに不条理。
そして表紙の悪魔って作品中では一度も登場していないんですよね。
それもまた何か怖い感じです。

2.不幸な子供

1人の子供の人生が描かれています。

最初の2ページ以降はずっと不幸です。
1つの不幸がまた次の不幸を呼び…と話が進んでいきます。

こういう本て最後には必ず何かしらの救済がありますが、全く救いがありません。
どんどん追い込みます。ゴーリーらしい不条理本。

3.おぞましい二人

1965年に実際に起こった事件が元になった作品です。

事件そのものではなく、犯人の夫婦2人の生い立ちが淡々と描かれています。

この描かれ方により、どれだけ惨いことをするようなものも同じ人間である、
という現実を突きつけますし、残酷さや不条理さをよりリアルに表現しているように感じます。

4.ウエスト・ウイング

文字が一切ありません。
ただ西棟の様子が永延と描かれています。

建物だけだったり、謎の人物がいたりするのですが、直接的な表現が一切ありません。

どのページも何かしそう、起こりそう、もしくは起こった後?であるかのような想像を掻き立てます。

読了後は、不気味な余韻が漂います。ちなみに私の一番好きな作品です。

5.うろんな客

エドワードゴーリーの作中、もっとも人気のあるキャラが登場します。

一貫して、そのキャラの謎の動向が描かれています。
ゴーリーの作品の中では比較的分かりやすく解釈できる内容です。

意味が通じるかは置いておいて、これは子供が読んでも大丈夫です。
入門書として一番良いかも知れません。

エドワードゴーリーの入門的なおすすめ5冊を紹介しました

たかが絵本、されど絵本です。
一口に絵本と言ってもなかなか奥が深いです。

大人向けの絵本でしたら、以下のようなものもあります。
もしお時間ありましたら、ご覧ください。

あなたに合う本を見つけることの一助になれれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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